敷地は、住宅街によくある建物に囲まれた、アプローチの長い旗竿敷地です。
土地だけ見れば閉鎖的な印象を受けてしまいます。そのような敷地に対し一つの解決策として、スキップフロアと吹抜けを採用することで明るく開放的な空間を得る事ができます。
敷地は、住宅街によくある建物に囲まれた、アプローチの長い旗竿敷地です。
土地だけ見れば閉鎖的な印象を受けてしまいます。そのような敷地に対し一つの解決策として、スキップフロアと吹抜けを採用することで明るく開放的な空間を得る事ができます。
時代に合わせた間取りにも配慮し、玄関に手洗い器を設け、部屋にはテレワーク等で使えるワークスペースを併設しました。吹抜けは各々の空間を緩やかに繋いでいます。
床レベルが下がった洋室は、3枚扉の引き戸を開けるとワークスペースと一体となり広々としたワンルームになります。使い方はライフスタイルに合わせてフレキシブルに対応が可能です。
段差の通路(廊下・階段)も、通路としてだけの機能を持たせるのではなく、腰を掛けて寛げるベンチのように使って頂くことをイメージして設えています。
中2階のリビングは、スキップフロアの段差を生かし開放感のある天井高3.2Mあります。
2階にはダイニング・キッチンと水回りスペース。ダイニングには約3帖の畳スペースも設けて寛げる空間も確保してます。畳スペースで寝ころびながら吹抜け越しに中2階のリビングで過ごしている家族と会話も楽しめます。
吹抜けに面している箇所を全てアイアン手摺にすることで、より開放感のある空間を演出すると共に各スペースとの一体感を生み出しています。
キッチンの横には洗面室をレイアウト。バルコニーも畳スペースから出入り出来るため、家事動線は、ワンフロアで完結し短くシンプルで機能的です。
ダイニングには、1階のワークスペースとは別にカウンターと収納を設けています。こちらはお子さんが勉強机として使っても良いし、気分転換を兼ねてワークスペースから場所を変え、ここで仕事しても良いと思います。
平面上だけではなく、高さまで含めた空間を考慮して、各々のスペースを共有しながら、機能毎にスペースを分けてプランすることで、暮らし方の幅はひろがり、豊かな楽しい住まいになると思っています。
所在地 | 福岡市南区 |
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主要用途 | 専用住宅 |
構造 | 木造在来工法 |
竣工 | 2021年3月予定 |